オフィスでBGMをあたりまえに。ネットワークのマルチサービスベンダーが仕掛ける、新時代のワークプレイス革命。

“音楽による働き方改革”を謳う、USEN-NEXT GROUPが提供する企業向けBGMサービス「Sound Design for OFFICE」は、2013年のサービス開始から音楽が持つ様々な効果効能によって、理想的なオフィスの実現をサポートしています。今回はそんなオフィス向けBGMを扱っている、USEN ICT Solutionsのオフィスデザイン部長にサービスの強みや今後の展望などを伺ってみました。

PROFILE

野村 大河(Taiga Nomura)

株式会社 USEN ICT Solutions
事業企画統括部 オフィスデザイン部長
2009年 新卒入社

20年プレイヤーとして培った信頼と自信。SMBという発展途上の市場でサービスを提供している強み。

――― これまでのキャリアを教えてください。

入社してから12年目になります。大学では理工学部に所属しておりました。2009年に新卒で当時のUSENに入社しましたが、始めはBGMではなくICT通信を取り扱う事業部に配属となりました。

法人営業に従事して4年目のタイミングで課長に就任し、2015年の9月に現在所属するオフィスデザイン部の足掛かりとなるネットワークデザイン課が立ち上がり、2018年9月に部署化して、現在はそこで部長職を担っています。

私が所属しているUSEN ICT Solutionsは社員が200名程で、営業職が約7割程度。内務職が残りというバランスです。事業所は本社をはじめ、札幌、仙台、大宮、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡といった全国の主要都市に拠点を構えています。

法人向けのインターネット回線をメインとし、それに付随するネットワーク、セキュリティ、クラウド系のサービスをマルチサービスベンダー(総合代理店)という形で提供しています。例えば、Googleが提供しているG Suite、マイクロソフトが提供するOffice365やAmazonのAWSなどがそれにあたります。

クライアント企業のオフィスのインフラ環境を快適にする様々なサービスの提案、およびコンサルティングしているようなイメージですね。お客様から課題をヒアリングして、それを解決することがミッションとなります。

その中でもオフィスデザイン部は、通信だけではなく「オフィス向けのBGMサービス」を提供しています。

――― 数あるIT企業の中で、USEN ICT Solutionsはどのような会社ですか?

USEN ICT Solutionsは、ITの領域ではサービスベンダーという立ち位置になります。実は自社で商材を提供しているIT企業は少なく、様々なサービスの総合代理店のような企業が多いです。

クライアントが抱える課題に合わせて、代理店として最適なサービスの組み合わせができるんです。

厳密に言えば自社商材では無いですが、もともとUSENが作った法人向けの回線サービスがあり、現在は当時の子会社と他社が合併して、別会社としてサービスを扱っています。

そのサービスは、他の企業にはないイーサネット型の通信という特徴を持っており、共有ではなく占有の回線としてクライアントへ1対1で提供することができる高品質なインフラになります。

そのような商材の強みもありますが、メインターゲットを中小企業としていることもUSEN ICT Solutionsの強みです。日本企業の99%が中小企業という中で、我々は特に30名~300名程度の企業に強みを持っています。IT系の商社が増えている中でも、この中小企業をターゲットとした、SMB(Small and Medium Business)という市場でサービスベンダーをしている企業は、実はそれほどいないんです。

中小企業は大手企業に比べてIT資産管理などの情報化が遅れており、大企業向けのIT市場がレッドオーシャンの中、SMBは大きな進展が期待できる市場です。マルチサービスベンダーとして複数の商材をワンパッケージにまとめることで、スムーズに導入してくれるケースも多いです。

大手通信会社も通信を扱っていますが、マーケットとしては大企業をメインターゲットとしています。

我々はこの事業を20年弱も継続しているので、既に取引があり、関係値が強いクライアントが多いことも強みになっているんです。

――― なぜUSEN(当時)に入社したのでしょうか?

就職先の選択はかなり悩みました。当時、就職活動で70社ほど受けており、華やかなイメージがあったテレビ業界や、大手商社や金融なども見ていました。

これが絶対にやりたいということは無かったのですが、漠然と「かっこいい大人」になりたかったんです。憧れのようなものですね。ぼやっとイメージする「かっこいい大人」「かっこいい社会人」ってどんな人だろうと考えながら就職活動をしていました。

当時、企業選びとして2つ基準があったんです。1つ目は、面接や社員交流会で会った人に対して、単純に「こういった大人になりたい」と想えるかどうか。2つ目が、若くして活躍できる環境があるかどうかです。

USENの面接を受ける際に、担当していただいた社員がスーツをビシッと着こなし、お話しをしてくださった姿に憧れたんです。そういった大人に出会えたことが大きかったですね。

また、風通しがよく、若くして活躍した社員がきちんと評価される環境に惹かれました。実際に入ってみないとわからないことでもあると思いますが、USENという会社には肌感でそういたものを感じました。

実際に、自分も26歳の時に課長に就任し、32歳で部長を経験させていただいています。世の中の一般企業では40代や50代で管理職になるケースも多い中で、年齢に関わらず評価をしてもらえる環境は当時の印象からギャップはありません。

これまでは職場でBGMを流すことがタブーだった。今、世の中の考え方が大きく変わってきている。

――― オフィス向けのBGMサービスとはどのようなものでしょうか。

簡潔に説明すると、オフィス環境に最適化されたBGM配信のサービスです。社員一人ひとりが快適に仕事ができるように、「リラックス」「リフレッシュ」「集中力向上」「気づき」などといった職場の環境作りを目的として番組を構成をしています。2013年のサービス開始から7年目を迎え、現在では約69,000社にご利用いただいています。

日本には400万社以上もの企業があると言われていますが、オフィスで弊社BGMサービスを導入している企業はまだ数パーセントです。残りの300万社以上が未開拓のマーケットとなります。

少し前までは職場でBGMを流すことがタブーという考え方もありましたが、2015年の「労働安全衛生法」の改正や2019年4月から順次施行されている「働き方改革関連法」によって、従業員のストレス緩和や業務効率化を目的に、オフィスで音楽を流すことの有用性を考え始める企業が非常に増えました。

大企業では働き方改革のプロジェクトチームを立ち上げるところも少なくありません。何か有効な手立てはないかと、プロジェクトチームのメンバーとなった社員の方からの問い合わせが増えています。

オフィス向けのBGMサービスを、USENではなくUSEN ICT Solutionsが扱う理由も、BtoB市場にシナジーがあったからです。クライアントとなる法人企業で働く従業員の方々が、より良い環境で仕事ができるように、ネットワークインフラとは異なる側面からサポートさせていただいています。

――― USEN-NEXT GROUPがオフィス向けにBGMを提供する強みは?

商用利用の音楽放送というサービスは非常に参入障壁が高く、コンシューマー向けの定額制BGM配信サービスは数多くありますが、著作権や規約の関係で業務店やオフィスのような大人数が聴く目的で流すことは約款上NGになっています。

作曲家や音楽活動をしている方々を守る目的からも、USEN-NEXT GROUPではきちんと楽曲使用料を支払った上で配信をしています。

また、音楽配信のサービスを全国各地へ一定の水準で提供し続けるインフラや、全国に拠点を持って設置工事やメンテナンスまでを自社の技術社員によって対応ができる強みがあります。

――― これまでで最も印象に残っているプロジェクトを教えて下さい。

「帰宅を促す音楽」のプロジェクトです。オフィスBGMサービスの5周年を記念して、東京芸術大学と共同でオリジナル楽曲を制作しました。

仕事のはかどり具合や終業時の状況に応じた気分に寄り添う楽曲(全3楽章)で、終業時刻を知らせるサイン音とは異なり、「帰る気分」に働きかける新しいアプローチのオフィスBGMです。

2019年2月の放送開始に伴い、数多くのメディアから取材依頼があり、生活情報やビジネス情報を紹介するテレビ番組をはじめ、ラジオ、新聞、WEB記事など様々なメディアに掲載いただきました。

――― その経験が野村さんの仕事観にどのように影響しましたか?

まず、オフィスBGMというサービスが、世の中で「とても注目されているんだ」と実感し、やりがいと責任感がぐっと強まりました。

仕事観については、より広い視野とマーケットを意識するようになり、どのマーケットに対して、どのサービス(品質、価格帯、通信方式など)が当てはまるのか。より柔軟な、固定概念を取り払った考え方をするようになりましたね。

オフィスでBGMを流すことに対する、世の中の考え方が大きく変わってきていると感じます。

自分より年上のメンバーを含めたマネジメント。早期にこれを経験できる会社はなかなか無い。

――― 32歳という若さで部長に就任されましたが、組織マネジメントにおける苦悩や挫折などはありましたか?

自分よりも年齢が一回り以上違うメンバーをマネジメントすることは非常に難しいと感じています。会社に関しても、サービスに関しても自分より知識が豊富という中で、その人の仕事のやりがいや楽しさを把握し、広げていくということは決して簡単なことではありません。

そこを意識し、課題解決に繋げるためにもしっかりとコミュニケーションをとっています。

もちろん一緒に仕事をしていく中で、意見が合わないこともあります。昔ながらのやり方や、その人の成功法などがあるので、そういった時は根気強く時間をかけてぶつかっていく中で、折衷案を見つけていくように心がけています。

また、全国に展開している組織なので、「離れているメンバーをどうマネジメントするか」という点も難しいです。対面での会話がないからこそ、1日に3~4回程度何かしらのツールをつかってコミュニケーションをとることを心がけています。

――― オフィスデザイン部の今後の展望を教えてください。

大前提として、人の人数や売上規模など組織を大きくしていきたいです。現状の売上が約10億円の部署になりますが、まだまだUSEN ICT Solutinsの年間150億円の売上にはほど遠いのが現状です。もっと組織を大きくして、会社にとってもグループにとってもインパクトのある組織にしたいと思っています。

組織が大きくなりセクションが多くなると、必然的にそのセクションをマネジメントするポジションも増えてきます。自らのステップアップや、若い人材の経験・成長にも繋がるのではないかと考えています。

――― ずばり、USEN-NEXT GROUPで経験できるキャリアの価値とは?

USEN ICT Solutionsで課長職を任されている社員は、30歳前後で就任している人が多いです。社員の平均年齢が若いというのもありますが、いち営業として成果を残し続けている社員がきちんと評価されています。

マネジメントをしていく中で、自分より年上のメンバーが在籍するチームを管理する場面は多いです。そういった年上の人を含めてチームを育てていくという経験は、ビジネスパーソンとしての市場価値を高めるうえで凄く貴重です。早期にこの経験をさせてもらえることが、僕自身としても大きかったです。

USEN-NEXT GROUPは、そういったものを目指して成果を出し続ければ必ず評価される会社ですね。

――― 今後の目標を教えてください。

今後の目標は最年少経営者になることです。USEN-NEXT GROUPでは35歳で社長就任の実績があるので、今の部署(オフィスデザイン部)を企業内ベンチャーとして立ち上げて一つの会社にしたいと思っています。そのためにも、まずは未開拓のマーケットでこれからもシェアを延ばしていきたいですね。

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