「お客様との信頼関係を築くための努力は惜しまない」音楽大学出身の20代社員は、なぜ "POSレジ" に魅了されたのか。お店の未来を創造していくIoTへの想い。

USEN-NEXT GROUPは「時代の進化を加速させる」ために、世の中から必要とされるサービスやイノベーションの創造を目指して様々な取り組みをしています。2020年1月時点で19の事業会社を抱え、BGM配信のUSENや映像配信のU-NEXTを始めとした、多様なサービスを展開しています。今回はその中でも、多機能で低価格のタブレット型のPOSレジシステムによって、業務店のIoT化を推進し、従来のレジ業務だけではなく売上管理やデータ分析による経営サポートをしている事業部の社員をご紹介します。

PROFILE

佐伯 玲奈(Rena Saeki)

株式会社 USEN
ITソリューション事業部 関東営業部
2016年 新卒入社

毎日コツコツ、何でもひたむきに頑張る。そんな大学時代の経験が、今の仕事においても根付いている。

――― まずは、佐伯さんのこれまでのキャリアを含めて自己紹介をお願い致します。

2016年に店舗ソリューション事業推進部(現:ITソリューション事業部)に入社し、POSレジを中心に営業をかけていました。最初は本社に配属だったのですが、その後に埼玉へ異動となり、大宮を拠点とした北関東エリアでPOSレジの営業をしていました。2018年の2月に本社へ異動してきて、営業職をしながら新入社員の育成等を担当しています。

営業から企画に異動したきっかけは、2年目の時にOJTとして新入社員をサポートする役回りになったことですね。その時は、もう少し制度として整っていたほうが新入社員のためになるのではと感じていたんです。

若手がしっかり成長しないと、事業部としても成長していかない。力を入れて取り組むべきではと事業部長に直接提案しに行ったところ、その話を覚えていただいていて。どうすれば改善できるかを自分なりに考えるよう言っていただき、そこから企画書を作って、今の体制を提案させていただきました。そこから、ITソリューション事業部の中で育成担当として仕事をさせていただいています。

――― 現在働いているITソリューション事業部はどのような部署ですか?

USENの商材である "Uレジ" に特化している部署で、タブレット型のPOSレジを中心として、Uレコ(スタッフの勤怠管理システム)、Uオーダー(タブレット型の注文端末)のような店舗経営には欠かせない様々な商材を取り扱っています。飲食店(フード)、美容院(ビューティー)、薬局(ヘルス)のように業種ごとに商材が異なり、現在は個人経営のお客様が多いですが、チェーン店に導入して頂いているところも増えてきました。人手不足が問題視されている業務店における、オペレーションの効率化を支えるような商材を取り扱っています。

営業部は、新規獲得の他に、既にUレジを使って頂いているお客様に対して、メニュー編集や顧客分析をはじめ、スタッフの方々にUレジの使い方を教えるなどのフォローをして、お客様の満足度を上げることも大切な業務です。

定期的にお電話をさせていただき、アポイントがいただけたら、ご訪問してレジ導入後の悩みなどをヒアリングしながらアフターフォローをしています。例えば、POSレジを使用した売上のデータ分析など、その時々にあった知識やサービスを使用してお店の売上が向上していくようなお手伝いをしています。

企画職では、Uレジというサービス自体がアプリケーションのサービスとなるので、開発に協力していただいている会社と一緒に、次はどういった機能を加えていけばお客様にもっと満足していただけるか、よりUレジを使っていただけるかということを議論していたり、営業がお客様に提案する際に、こういったキャンペーンがあれば話をしやすいのではといった内容を企画していたりしています。

――― 入社当時の一日のスケジュールと、現在の仕事内容を教えてください。

新卒時代は出社をしてから、午前中は見積りの作成やアポイントをいただくための架電をして、2~3社程の商談に出かけていました。午後は既にご契約をいただいているお客様にレジの操作方法を教えたりするスタッフ様向けのトレーニングを行ってから帰社するという流れです。その後、残りのデスクワークをしてから帰宅するというのが主な1日のスケジュールでした。ITソリューション事業部では入社して半年間ほど、先輩に同行しながら実際の商談に慣れていきます。

現在は育成担当なので、入社年の8月頃まで私自身がお客様役となり、新入社員とロープレ(営業の練習)をしたりしています。他には研修の企画をしたり、新卒向けの営業コンテストの企画をしたりしています。

働き方に関しては、経営統合後の「Work Style Innovation」のプロジェクトで、自分自身の働き方を考えられるようになったことが大きな変化でした。この仕事はいつまでに終わらせるとか、常に効率を考えるようになり、今までは会社に戻ってきてからしていた作業も、リモートワークで時間の無駄がなくなって働きやすくなりました。リモートワークで利用したカフェ代を会社が支給してくれる部署もあり、グループ全体として力を入れて取り組んでいる印象ですね。

――― 学生時代に経験したことが社会人になってから役に立ったことはありましたか?

実は私は音楽大学の出身でサックスを専攻していまして、毎日コツコツと練習をしていました。その毎日コツコツという癖が身についていて、何でもひたむきに頑張るというのが今の仕事においても根付いていることだと思います。

学生と社会人で大きく異なるのが、全てにおいて責任が伴うことだと思っています。学生時代は好きなことを好きなようにやっていましたが、社会人になってからはお給料をもらっているということもありますし、お客様とお話しをしている中でも、USENという会社への印象は新人だろうが関係なく、自分自身の向き合い方によって大きく影響されるものだと思って仕事をしています。

また、自分が正しい知識を持っていないと新人の子たちにも教えることもできません。事業部としても成長して行かないので、常にアンテナを張って知識を吸収するようにしています。

採用サイト 社員紹介ムービーより(2018年当時)

お客様のニーズは絶えず変化していく。より良いサービスを目指すための、自由なコミュニケーションができる環境が魅力だった。

――― 大変なことはありますか?また、やりがいなどを感じる瞬間はどんな時ですか?

お客様との商談やスタッフの方へのトレーニングなど、全てのことに責任と緊張が伴うことは大変だと感じることもあります。契約をもらうと、初期費用だけで数十万円という金額をやりとりすることもあり、契約金額が大きくなるほど緊張します。

そのため、お客様からの質問には全て答えられるようにしなければいけないというのも大変なことです。それに対して、お客様からや育成担当の新人の子たちから感謝の言葉をもらうと本当に嬉しいですし、自分がしていることは誰かのためになっていると思える瞬間でもあります。

――― 今までで一番印象に残っている仕事はありますか?

私は新卒の頃、初契約を獲得したのが他の同期より少し遅かったんです。7月ぐらいですかね、その期間が一番辛かったです。

その時に初契約をいただいたお客様がすごくいいオーナー様で、今でも頻繁に連絡をとってお付き合いがあります。先日、2店舗目を出店する際に「また、佐伯さんにお願いをしたい」とご連絡をいただいたり、ランチを食べにお店に行った時に、とても繁盛していて「こんなに嬉しい気持ちになるのか!」と思ったことが印象に残っていますね。

――― 仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

社会人になる前から、「努力を惜しまない」ということは常に自分で意識していたことです。お客様のニーズは絶えず変化していくし、IoTやAI等の新しいテクノロジーを例に、当たり前のように環境が変化して、より身近になってきています。そのことによって扱っている商材の機能も増えていくので、多くのことを勉強をして知識を習得することを心がけています。

また、どんなに忙しくても自分の担当しているお客様のところには、できるだけ足を運ぶことを継続するのを大切にしています!担当しているお客様の近くを訪問したら、ちょっとでも顔を出したり。

特に営業の時は自社の商材だけではなく、「なんでも相談してもらえる」ような関係性でいたいと思っていたので、信頼関係を築ける努力は惜しみませんでした。

――― 大学では音楽を専攻されていたと伺いましたが、BGM配信事業に関わりたいといった想いは無かったのでしょうか?

そうですね、音楽大学に通っていたこともあり、もともとは音楽で世の中に貢献したいという想いでUSENを受けました。ですが、USEN‐NEXT GROUPはどの事業の根底にも「お客様の役に立ちたい、喜んでいただきたい」という思いが強くあると感じたんです。

就職活動の際に私が軸にしていたものは、「誰かの役に立ちたい、喜んでもらいたい」でした。学生時代は、”音楽” でその思いを叶えていましたが、今はその思いを叶えることができる対象が変わり ”POSレジ” となりました。音楽で誰かを喜ばせたいという気持ちから、今は ”POSレジ” によってお客様の店舗経営を支え、未来の業務店の在り方を創造できていると実感します。

――― 今後、POSレジはどのように世の中を変えていくと思いますか?

飲食店で使われているPOSレジは、お会計をするだけでなくご来店されたお客様の年齢層や性別も記録することができ、どのようなお客様がご来店されているか、どのような料理を注文しているのかというのを分析することができます。それこそ膨大なビッグデータとして蓄積されます。

ですが、「そのビッグデータを、どのように活用したらいいのかわからない」というオーナー様も多いのが正直なところです。今後はテクノロジーが今よりも発展していき、そのようなお声からPOSレジとAIが連携し、AIが「こんなことをやってみてはどうですか?」とオーナー様に提案するようなシステムが実装されていけば面白いなと思います。

――― そんなPOSレジを取り扱う、ITソリューション事業部の魅力はどこにあるのでしょうか?

事業部長に「こんなことをやってみるのはどうですか?」といった提案ができる距離感も、事業部の特徴だと思います。お客様に直接お会いして、実際に話をしているのは営業のメンバーです。そこで「もっとこのサービスはこうしてほしい」といったお客様の声を、営業のメンバーがきちんと理解して、企画の人に伝えることで、今あるサービスがもっと良くなっていきます。メンバー同士が常にコミュニケーションを取りやすい環境というのも好きなところです。

入社した当時は目の前のことに精一杯で、いつか先輩のように仕事ができる日が来るのだろうかと不安でした。2年目以降は後輩に教えることができるのかといったような不安も大きかったです。そんな中、今まではなかなか気づくことができませんでしたが、「周りの人がサポートしてくれていた結果、私自身いろいろな知識が増え、人間的な部分も成長できていたのだ」と改めて実感しています。

――― 最後に、目指している「なりたい姿」を教えてください。

育成担当として育成に関わっていて、全員の知識レベルを合わせるということはなかなか難しいことですが、自分も含め全員が働きやすく、楽しく働いてほしいと思っています。ITソリューション事業部は事業規模の拡大をしたことで人数が増えましたし、世の中的にもPOSレジは今後も重要な商材になっていきます。さらに会社の成長に貢献することが出来ればと思っています。

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