性別や社歴に関わらず、等しく結果を期待してもらえる。28歳からマネージャーを務める女性社員が語った、ワーク・ライフ・バランスとダイバーシティへの想い。

USEN-NEXT GROUPは「時代の進化を加速させる」ために、世の中から必要とされるサービスやイノベーションの創造を目指して様々な取り組みをしています。2020年1月時点で19の事業会社を抱え、BGM配信のUSENや映像配信のU-NEXTを始めとした、多様なサービスを展開しています。今回はその中でも、学生時代は縁がなかったというIT領域において、20代で管理職を務め、今では6名のメンバーを率いて活躍されている女性社員をご紹介します。

PROFILE

永池 優衣(Yui Nagaike)

株式会社 USEN ICT Solutions
営業統括部 第2営業部 営業1課長
2011年 新卒入社

メンバーの成長や成果が、一番の喜びでありモチベーション。役割が変わって、働き方や考え方も大きく変わった。

――― まずは、これまでのキャリアを含めて自己紹介をお願い致します。

2011年に新卒でUSENのICT事業部に入社して、今年で10年目になりました。

特にITやインターネットが好きで入社したわけではなく、単純にこの会社の人の良さに惹かれたのと、音楽が好きといった理由で入社しました。USEN ICT SolutionsはもともとUSENの事業部のひとつだったので、配属されたのがたまたまICT通信に関わる部署だったという経緯です。

入社3年目のタイミングでチームのサブリーダーを任せていただき、4年目でチームリーダーに昇格しました。その後、約2年間をチームリーダーとして務め、7年目になるタイミングでマネージャーとなり、現在は課長として6名が所属するチームの管理をしています。

ずっとUSEN ICT Solutionsに所属しているのですが、「異動したい」と思ったことがなかったわけではなく、入社3~4年目の時には人事として採用などに携わってみたいと思った時期もありました。

当時はリーダーという立場だったのですが、尊敬できるマネージャーも近くにいて「このタイミングで異動するのは寂しいかもしれない」「この会社に対して本当に貢献できたのか、もっと恩返しができるのでは」と思ったことから、USEN ICT Solutionsでキャリアを積んでいきたいといった考えに変わりました。

――― USEN ICT Solutionsではどのようなお仕事をされていますか?

USEN ICT Solutionsは法人のお客様に対して、インターネット回線などのインフラを提供する会社です。商材は細かく分けると100種類以上にもなり、その中からお客様のニーズに合うものをご提案させていただきます。

私は入社10年目になるので、現在は200社ほどのクライアントを担当させていただいていますが、若手社員がいきなり200社を担当するというのは難しいので、初めは10社程度のお客様を先輩から引き継ぎ、担当企業のフォローをしつつ、新規開拓で自分のお客様を増やしていきます。

ネットワーク回線を一本だけご契約いただいているお客様から、多様なサービスを複合化してご利用いただいているお客様まで、さまざまなお客様がいらっしゃいます。

会社のシステム担当の方との商談が多く、企業にもよりますが、我々よりも知識はもちろん年齢的にもベテランの方が多いです。特にネットワーク商材を扱っているので、間違った提案をするとお客様の損失に繋がり、たいへんなご迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのためネットワークに関して学ぶことも多いので、柔軟に知識を吸収できたり、人から教えられることに対して素直な方は成長が早いと感じます。

とはいえ新入社員は、ネットワークの知識が無い状態で入社するケースが大半なので、ブラザー・シスター制度として2年目の社員が商談に同行します。先輩社員を頼りながら提案ができますし、研修が毎週あるので、そこでしっかり勉強できるので心配ありません。

――― 今は課長としてご活躍されていますが、入社当時の失敗談などはありますか?

入社したばかりの頃はお客様からいただくメールの温度感がわからず、すぐに返信すべきだったものを細かく先輩社員に確認していたことで(返信に)時間がかかり、結果的にクレームになってしまったこともありました。

毎日たくさんのお客様からメールをいただきますが、当時はその連絡の意図を把握したり、何に困っているかを理解することに時間がかかり、先輩へ相談するタイミングや仕事のスピード感もまだ掴めていませんでした。

初めは「永池さんメール見てます?」とお客様から電話が来てしまうこともありましたが、お問い合わせに対してすぐに回答ができない場合でも、「メールを確認しました」といった1次返答を怠らないように心掛けたことで、お客様から催促されることもなくなりました。

細かいですが、社会人になったばかりの頃はそういった勘所がわかりませんでした。即レスと即対応の大切さはお客様から教えてもらいました。

管理職になった今でも、上司への報告・連絡・相談に関しては徹底することを心掛けています。自分がミスをしていることを把握しているのに、上司に報告せずにそのままにしてしまうと、お客様が業務をするうえで欠かせないインフラが止まってしまう大事故に繋がりかねません。上司への報告はしつこいくらいにするようにしています。

――― 仕事において、自身の転換期となった瞬間はいつですか?

USEN ICT Solutionsが、たくさんの商材を複合的に提案することができるようになったことが私にとっても転換期になりました。それまでは限られた商材のみを扱っていましたが、様々な商材をマルチサービスベンダーとして扱い始めたことで、お客様が窓口を全てUSEN ICT Solutionsにまとめることができ、よりお客様の課題解決のためのアプローチが増え、フォローしやすくなりました。

また、リーダーから課長になったタイミングでも考え方が大きく変わりました。部下となるメンバーのサポートや指導をするにあたって、会社の戦略やビジョンを課長としてもっと理解したいとなりました。

それによって、会社が掲げるビジョンを目指すために、メンバーにはこういった指導をしていこうと考えるようになったんです。

自分がメンバーだったときはひたすら自分の数字に追われて仕事をしていましたが、課長になったタイミングで、後輩が成長しているのが見えたり、大きな企業から契約を獲得してきた時の喜びが大きくて、それが私自身のモチベーションに繋がっています。役割が変わって、働き方や考え方が大きく変わったと思います。

クライアントの課題解決だけでなく、社会に貢献できているという実感が「やりがい」となる。

――― 入社して感じたギャップはありますか?働き方に関しても教えてください。

実際に入社した時の人間関係にギャップを感じることは無かったです。部長は30代後半、社長も40代前半なので、年齢層も事業会社の中では比較的低いです。気兼ねなく話しもできますし、若手の意見も積極的に聞いてくれる点では非常に風通しが良いと思います。

正直な話、10年近く前の入社当時は、それこそ終電で帰ることが多く、この会社で続けていくことは体力的にも精神的にも難しいと感じる時期がありました。徐々に働き方が変わり、20時にはPCが強制的にシャットダウンしたり、水曜日をノー残業デーとしたり、プレミアムフライデーも他の企業に比べて早い時期に導入されました。

今ではフレックス制度が導入されたので、社員自らが勤務時間を決めることができるようになったので、入社当時の悩みは無くなりました。プライベートの時間を充実させている社員も多く、働きやすくなったと感じます。

とはいえ、自分自身の仕事の進め方や期日に関してはこれまで以上に意識するようになりましたね。スケジュールを自分で決めることができるからこそ、仕事量やそれにかかる時間等をしっかり逆算して自律しなければなりません。

USEN ICT Solutionsでは、18時以降にMTGをすることが「原則」禁止なんです。メンバーが困っていたり、明日までに急遽仕上げなくてはいけない案件があればサポートしていますが、自分の仕事は全て18時までに終わらせるように徹底しています。

――― これまで仕事を続けてこれた理由はなんでしょうか?

大きく2つあると思います。

1つ目は、先ほど話したように商材の数が多いことです。100種類以上のサービスがあり、今でも2か月に1回は新商材の研修を受けています。そのおかげで10年たった今でも新鮮で、飽きが来ず、時代の進化にあわせて知識の幅も広がっていると実感します。

新型コロナウイルス感染症の影響で世の中の働き方にも大きな変化がありました。インターネット回線やリモートワークのシステムに関するお問い合わせもとても増えているのが現状で、私たち自身がクライアントの課題解決だけでなく社会に貢献できているというやりがいもあります。

2つ目は、チームとして営業成績を競っているという点です。チームの中で予算を達成できていないメンバーがいれば、別のメンバーがそれを補い、チーム全体として予算達成を目指していきます。

チーム全体として助け合えることがとても心強く、営業としてなかなか契約が取れない月があるのはお互い様なので、本人が努力をした上での結果であれば、メンバーを叱るといったようなことは絶対にしません。


その月に目標達成ができずに「未達」になってしまっても、年間でそれをリカバリーできるように「次月はこういった動きをしていこう」としっかりと戦略をたてて改善していくことが上司の責任だと思っています。

チーム全体で目標を共有し、一緒に達成を目指していく過程がすごく楽しいですし、マネージャーになってからは部下の成長が、自分が数字を獲得するよりも嬉しいですね。

女性だからといって営業の成績を甘くみられることはない。志を高く持てるので、それは会社の良いところ。

――― 20代で管理職に就任されましたが、ご自身のどのようなところが評価されたと感じますか?

新卒の頃から自分に与えられた営業の目標数字(予算)に対してはしっかりこだわりを持ってやっていました。また、お客様に対して丁寧な対応をすることもそうですね。

例えば、「お客様から問い合わせがあったから対応する」のではなく、自分から先回りして、しっかりと充分な情報をお伝えするように意識していましたし、即レス・即対応をするということは入社当時から先輩に言われていたことでもあり、大事にしていました。

このような細かい心掛けが積み重なって、管理職を任せていただけたのかなと感じています。

――― マネジメントにおいて工夫されていることがあれば教えてください。

メンバーの中には、早く昇格したいといった向上心が強い社員もいれば、今の現状で満足している社員もいるのが正直なところです。チームの目標数字に対する意識の違いも、少なからずあると思います。

そのため、ひとりひとりへの細かな指示をあえて全体での打ち合わせでせず、個別で時間を設けて伝えるように意識しています。

全体に向けて同じ指示をしてしまうと、人によって捉え方も違ってきます。個別でしっかり時間を設けて打ち合わせをして、目標数字の大切さや、どのようにお客様にアプローチしていこうかといった戦略的な話しを、個々にあった伝え方で共有するようにしています。

――― 今後のキャリアプランに関して教えてください。

キャリアプランとは少し違うかもしれませんが、女性の管理職を増やしたいという想いは強いです。USEN ICT Solutionsでは「24名」の課長がいますが、そのうち女性は「3名」しかいないのが現状で、女性の管理職を増やすためにはどうすべきかといった考えは常に持っています。

USEN ICT Solutionsでは独自で「Ready for Lady」という女性の働き方を応援するような制度を実施しており、女性社員がひとりで悩みを抱えてしまい、退職してしまうようなことがないよう、相談窓口を設けて必要に応じて社員と面談しています。

私はそのサポート側の社員として役割を担っているので、より女性が働きやすい環境づくりを目指したいといった目標もあります。

会社として育休制度や産休制度はしっかりあるので、育休を取得して復帰されている女性社員もいます。子供の送り迎えのため16時で退社する時短勤務の社員もいれば、実際にお子さんが2人いる社員で、月曜日を出社日として、その他はリモートによる在宅ワークをしているケースもあります。

実際にネットワーク商材を扱い、クライアントの働き方改革を支援している会社だからこそ、多様な働き方を受け入れ、実現できる環境があることも女性活躍を後押ししていると感じています。

――― 最後に、女性管理職を目指している方々へのメッセージをお願いします。

これは私達の会社の良いところだと思いますが、女性だからといって営業の成績を甘くみられることはもちろんありません。志を高く持ち、しっかりお仕事に取り組んでいただきたいです。

また、USEN-NEXT GROUP全体で共通していることですが、上司が部下の意見をしっかり聞き、受け入れるという雰囲気があります。性別や社歴に関わ、会社を良くしていきたいという意見は積極的に発信していくべきだと思います。

会社を良くしていきたいと想う人たちのビジョンに加わることで、もっとお仕事が楽しくなると思います。ぜひ、頑張っていただきたいと思います!

Recommend