何歳からでも成長できる。USEN-NEXT GROUPのベテラン社員が、生き生きと働き続けることができる理由とは。

多様な人材に新しいチャレンジの機会を提供し、『自分らしい働き方』をサポートする USEN-NEXT GROUPの取り組みの全貌に迫る。

人生100年時代と言われる中、私たちは想像以上に長い職業人生を送るだろう。しかし、すべての期間をモチベーション高く、働き続けることは簡単ではない。USEN-NEXT GROUPには、若手と切磋琢磨しながら生き生きと働くベテラン社員たちがいる。どうすれば彼らのような働き方ができるのか。

そして周りの若手社員たちは、ベテランからどんな学びを得ているのだろうか。同社は、社員の更なるスキルアップおよび組織の活性化を目的としたジョブローテーション制度「Try U」を導入。昨年9月 、Try Uを活用し、22名の社員が配置されたのが、オンラインを使った非対面型営業「インサイドセールス」のグループ会社、USEN-NEXT Design株式会社(以後:UND)だ。UNDで働く58歳・66歳のベテラン社員と、同じ職場で働く若手女性社員、そしてUNDの髙木社長に話を聞いた。

(2021年02月02日|ハフポスト日本版 Partner Studio 掲載)

未経験の仕事に戸惑ったけど…明確なビジョンと仲間さえいれば、最適化できる。

――― ベテランのお二人は、インサイドセールスという未経験の仕事へのキャリアチェンジをどう思いましたか?

坂井惠さん(以後、坂井):最初はすごくびっくりました。未経験の業務に、オンライン……など不安もありましたが、インサイドセールスというインターネットさえあれば、世界中どこからでも、そして年齢を問わず働けるこの仕事の未来に、興味が湧きました。

増根徹さん(以後、増根):私は昨年まで音楽コンテンツを制作する部署にいたので、全く別の仕事をすることに戸惑いはありました。ただUND配属時のオンライン研修で、会社の目指すビジョンと我々が取り組むべき仕事を、髙木社長が明確に、そして具体的に示してくれたんです。研修が進むにつれて、Try Uメンバー全員の気持ちが「やるぞ」と盛り上がっていくのが分かりました。私も「この人たちとなら何かやれそう」と思えるようになり、研修最終日、髙木社長に「このメンバーで成功したら、こんな面白いことないですね」と話したほどです。

――― 髙木社長は、ベテラン勢と働くことに、どんな心構えを持っていましたか。

髙木社長(以後、髙木):私たちは、先輩方が積み上げてきた顧客や資産といったストックの中から、お給料を頂いています。だから彼らをリスペクトし、何かをお願いする時は自分も万全の準備を整えよう、という思いは大前提にありました。ただ、仕事の上で言うべきことは言わなければいけません。先輩方に小手先の言葉は通用しないので、常に本気でぶつかろうと思いました。

若手の発想、ベテランの蓄積。学び合い切磋琢磨。

――― 若手のお二人は、一緒に働いてみてどんな影響がありましたか?

清水悠加さん(以後、清水):ベテランの皆さんは、(営業先の)店舗オーナーさんとの会話がこなれているし、営業の提案についても「こんなアプローチがあるんだ」と気づかされることが多いです。特に年配のお客様に、説得力のあるお話ができるのはさすがだと思います。

中川映見さん(以後、中川):皆さんトークの引き出しが多くて、オーナーさんと話が弾むんです。私は入社3年目で営業経験が浅いので、あとで会話の記録を見直して「こうやって話せばいいんだな」と勉強しています。

職場にも健全な競争が生まれ、レベルが上がったと思います。私は商談数の多さには自信があったんですが、増根さんに抜かれてしまって(苦笑)、また抜き返そうと頑張っています。

増根:中川さんと競い合ったおかげで、1カ月に120もの商談をこなせたんです。最初は沖縄、1時間後は青森と、全国の顧客にアクセスできるインサイドセールスならではの数字でもありますね。

また私の方も若手から、発想の柔らかさ、切り替えの速さなど多くを学んでいます。私たちベテランは、価格交渉を前提とした昔ながらの営業手法を取りがちですが、若手は「この製品には10万円の価値がある」と正面から顧客を説得し、納得させてしまう。一方通行で教える時代は終わり、双方向に学び合う時代が来たと実感しています。

アンテナ立てて、新しい情報をキャッチ。たるまず働くコツ。

――― 他の企業ではベテラン社員が「お荷物」扱いされることもあります。そうならないために、必要なことは何でしょう。

増根:ベテランが敬遠されがちなのは「オンライン会議のやり方が分からないから、パソコンを設定して」など上司気分で指示を出し、若手の仕事を増やしてしまうからでは。ITスキルが必要なら学ぶなど、やるべきことをきちんとやるのが大事です。

坂井:ただ「やらなければ」と思い詰めた挙げ句に、自分一人で挑戦して「やっぱりできない」と諦めてしまうことはありません。Try Uのメンバーは、仕事の空き時間などを利用して分からないことを互いに教え合っていますよ。

髙木:確かにITスキルの個人差は大きく、オンライン研修初日は、全員がミュートを外すまで15分くらいかかりました(笑)。しかし何より大事なのは、上司が「やるしかない」と部下を説得し納得してもらうこと。ベテラン社員がお荷物になるのは、彼らのスキルや考え方をアップデートさせられない、上司の責任ではないでしょうか。

多様な社員とのコラボレーションで組織の成長を肌で実感していると話す増根さん

――― 坂井さん、増根さんの話から、非常にモチベーション高く生き生きと仕事をされている印象です。長いキャリアを通じて、モチベーション高く仕事をするためには何が必要でしょう。

坂井:仕事で生じた疑問や興味に、きちんと向き合うことです。私は最近、顧客への効果的な話し方、目線の置き方などに関心を持ち、アナウンサーの発声法などを学んでいます。

体調管理も大事なので、ストレッチや筋トレも続けています。UNDに来てからは、リモート勤務で通勤時間がなくなり、余裕ができたので、毎朝4時起きで10キロのランニングも始めたんですよ。

増根:この歳になっても、お客様や若手から話を聞いて「知らなかった!」と目から鱗が落ちるような経験は、毎日のようにあるものです。新しい情報や知識に対するアンテナを常に立て、キャッチし続けることで、気分をたるませずに働けるのではないでしょうか。

何歳からでも人は変われる。生き生き働く姿が若手の励みに。

――― お二人がTry Uで得たものは何でしょうか。

坂井:Try Uを通じて、何歳からでも人は変われる、ステージアップできるという実感と自信を得られました。

増根:Try Uで得た経験とノウハウは、どの職場にいても役立つという確信があります。職場をローテーションすることで、職場にも社員にも良い化学反応が起きることが分かりました。

――ベテランのお二人を見ていて、どう思いますか。

清水:年を重ねても、やりがいを持って働き続けるロールモデルが目の前にいるのは、とても励みになります。また将来結婚・出産しても、インサイドセールスならリモートで働き続けられるので、こうした仕事が新しく生まれているのも、いいことだなと思います。

中川:私も生涯現役で働き続けたいですし、将来の自分のパートナーも、お二人のようにいつまでも楽しそうに働ける人だといいなと思います(笑)。

髙木:対面営業は客先に足を運ぶので、体力がものをいう面がありますが、インサイドセールスは、性別や年齢、体力に関わらず誰もが同じように力を発揮できます。Try Uのメンバーはまさにそれを体現し、業績面でも毎月売上最高額を更新し続けています。この成功の先には、社員の誰もが、能力を生かして働ける未来がある、と確信しています。

――みなさん、本日はありがとうございました。

(2021年02月02日|ハフポスト日本版 Partner Studio 掲載)

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