「年下の子たちに抜かされるのは絶対にありえない」20代で渋谷支店長に就任した営業ウーマンが語った、仕事とキャリアで結果を残すための究極のこだわり。

USEN-NEXT GROUPは「時代の進化を加速させる」ために、世の中から必要とされるサービスやイノベーションの創造を目指して様々な取り組みをしています。2020年1月時点で19の事業会社を抱え、BGM配信のUSENや映像配信のU-NEXTを始めとした、多様なサービスを展開しています。今回はその中でも、業務店の開業支援をサポートするUSENで、20代という若さで渋谷支店の支店長に抜擢された女性社員をご紹介します。

PROFILE

神野 友香(Tomoka Jinno)

株式会社 USEN
営業本部 南関東支社 渋谷支店長
2013年入社

会社に入ったら、1から100までをすべて教えてくれるわけではない。だからこそ、躊躇して動けないことが一番良くない。

――― これまでのキャリアを教えてください。

2013年に名古屋で放送商材(BGM)を取り扱っている部署の営業として配属され、3年半ほど名古屋で営業をしたのちに声をかけていただき、東京の本社に異動してきました。東京に来てからは若手の育成・教育担当として、USENの新人研修で営業のノウハウをレクチャーしたり、ロープレ(模擬営業体験)を通して私自身が現場で体験したリアルな経験を体感してもらっていました。

2019年9月に渋谷支店に異動をし、支店長として管轄エリアの業績管理やメンバーの指導をしています。

――― USENの営業本部はどのような部署ですか?

主に個人経営をされているオーナー様に対して、お話をしながら抱えている経営の課題点を聞き出し、店舗経営をサポートするような総合的な提案をしてます。街で工事をしているテナントを見つけたら、業者の方にいつ・どのようなお店がオープンするのかをヒアリングしたり、オーナー様に会えたら、新店舗をオープンする際に必要な様々な商材提案をさせていただいております。店舗BGMとなる有線放送もそのうちの一つですね。

冬になると閑散期となり、新店舗の開業が少なくなるので、既に契約をして頂いているお客様を訪問しながら、店舗経営のコスト削減に繋がるような商材(エネルギー商材やネットワーク回線など)の提案などもしています。

――― 新入社員の時の、一日の仕事のスケジュールを教えてください。

新人の頃は、午前中に外出をして工事現場を探していました。朝はお店のオーナー様が現場の進捗を確認しにいらっしゃる可能性が高いので、飛び込みでアプローチしてました。

午後からは、お客様からアポイントをいただくための時間として使うことが多かったです。他のメンバーがアプローチしていなさそうなお客様に目をつけて、テレアポのリストを作成し、ターゲットを絞って電話をかけてました。

今も朝からお客様との商談のために外出をしています。1日に4~5件ほどの新規のお客様と商談をし、既に把握していた工事現場を再度訪問してみたり、取引があるお客様へのフォローからクロスセルを狙うようなアプローチをしています。

――― 学生時代に身についたスキルが、社会人になってから役に立ったことはありますか?

コミュニケーション能力ですかね。仕事で初めて訪問したお客様の心を掴むことができるのは、学生時代に入っていたダンスサークルで、他のダンスサークルの人と交流することも多かった経験が活きていると思います。普段の学生生活でもいろいろな人に出会ったり、友だちと騒いでいたりしていたのが社会人でも役にたっています。

――― 実際に入社されて感じた、学生と社会人の違いはありますか?

自分で責任感を持つことですね。学生の頃は何でも与えられていたけど、会社に入ったら1から100までをすべて教えてくれるわけではありません。自分から主体的に聞いて、覚えて。そうやって勉強をしていかないと遅れてしまいます。躊躇して、いつまでも動けずに遅れることが一番良くないこと!指示を待っていないで、わからないことがあれば聞くようにメンバーにも指導しています。

働き方改革を推進する中で、今まで以上に「自分で考える力」が大切になる。

――― 仕事をする上で大変なことはありましたか?またやりがいも教えてください。

特に営業職のときは、目の前のお客様のことを考えて、そして他に並行して進んでいる案件も頭に入れて仕事をしなければいけない。そうすると、だんだん脳内のメモリーが無くなって体力的にもきつかった時期がありましたね。さらにお客様からのクレームがあったときは、次は絶対に失敗できないというプレッシャーの中で、ある程度は自分でなんとかしなきゃいけない。これはメンタル的にやられました。

ひとつ自分のこだわりがあって、謝りにいく時や値引き交渉の時には「お客様から上司を要求されない」ようにしようと思っていました。本当はそんなに追い詰めなくてもいいんだけど、自分のプライドや仕事のポリシーもあるので。上司が出ていけばすぐに解決できてしまうことでも、それに甘えることなく当事者意識を持って、自分の責任の中でなんとかしなきゃいけないと思うことが、一番大変なことでしたね。

それに対して企画職(育成・研修担当)の時は、自分自身で考えて仕事を作り出すから、これも頭を使うので大変だったなと思います。

今の(支店長としての)役職でのやりがいは、支店に配属された新入社員が自分で契約をとってくるのを見ることですね。このポジションで仕事をやってて良かったなと思う瞬間です。

――― これまでで、一番印象に残っている仕事はありますか?

こういうのって悪いことの方が印象に残りますよね(笑)

クレームで私がミスをして、会社が結構な額の損害賠償を支払ったことは今でも忘れません。会社が支払ったので、給料が減給になったとかはなかったですが。当時は件数を必死に追っていて「会社の売上のために頑張っていたからこそ、クレームが出ちゃったんだよね」と言ってカバーしてくれた周囲の先輩方には本当に感謝しているし強く印象に残っています。それが教訓となって、もう同じことは絶対に起こさないようにと心に誓って仕事をしています。

――― Work Style Innovationという働き方改革で働きやすくなったことはありますか?

フレックスが導入されて働きやすくはなったけど、新入社員の子たちが契約を獲得できなかったり、業務に慣れることができなかったら意味がないと思っています。

営業本部としてはフレックス制度は導入しているものの、1年目のうちは、出社時間・退社時間をある程度固定して働いてもらっています。服装に関しても私たちみたいな営業社員は、お客様に会うときはスーツの方が印象が良いと思うし、自分らしく働けるようになった半面、自分たちである程度の「ルール」「秩序」をもってセルフマネジメントができないと、本当の意味でのWork Style Innovationは実現できないと思っています。「自由」であることと「好き勝手」をはき違えないように、新入社員には自分で考える力を身に着けてほしいですね。

年下の子たちに抜かされるのは絶対にありえない。

――― 所属されている営業本部のどのようなところが好きですか?

営業本部のメンバーは基本的にガッツがあって、常に前向きで、相手の目を見て話せたり、言われたことを素直にできる人が多いところが特徴だと思います。そこが、好きなところでもありますね。

――― ご自身が、仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

仕事をするうえで「即レス」と「思いやり」の2つは本当に大切にしています。開業前のお客様はオープン日まで他のいろいろな準備に追われているので、連絡があるということはその瞬間「何かに困っている」可能性が高いです。もらった連絡には即レスするとか、相手のことを考えないとお客様の満足には繋がりません。

信頼を得るのは難しいけど失うのは簡単だから、(その信頼を)無くさないためにも、しっかりとコミュニケーションをとるとか、相手のことを考えた仕事の進め方をするという気遣いは常に考えていることですね。

――― 目指している「なりたい姿」のイメージはありますか?

自分はずっと前から企画系の課長ではなくて、営業系の支店長になると思っていました。それ以外にキャリアのイメージは特にありませんでしたが、自分より年齢が下の子たちに抜かされるのは絶対にありえないと思って仕事をしてきました。

女性管理職に実際に自分がなってみて、絶対にできると感じています。だからこそ、後輩の女性社員のためにも頑張りたいと思っています。​

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