日本から食のバリューを世界に届ける。メディアの力で飲食店を支えるUSEN Mediaの想い

USEN-NEXT GROUPは、「未来を今に近づける”ソーシャルDX”カンパニー」として、「店舗サービス事業」「通信事業」「業務用システム事業」「エネルギー事業」「コンテンツ配信事業」という5つの事業に取り組んでいます。

「店舗サービス事業」では、店舗BGM・POSレジ、キャッシュレス決済など、60以上のDX/IoT商材で店舗・施設の運営に最適なソリューションを提供しています。DXを通じて快適な空間と時間をもたらし、店舗スタッフと来店者双方が「もっとお店に夢中になる時間」を増やします。

今回は、メディアとテックの力で飲食店を支えるUSEN Media成内社長に突撃!日本の食文化を発信し続ける舞台裏に迫ります!

PROFILE

成内英介(Eisuke Nariuchi)

成内英介(Eisuke Nariuchi)
(株)USEN Media代表取締役社長
(株)USEN FB Innovation取締役
(株)バーチャルレストラン取締役
2000年新卒入社
[経歴]
株式会社USEN入社後、営業や人事を経験したのち、2012年集客支援事業部(現USEN Media)の責任者に就任

「ヒト」と「サラ」にフィーチャーした今までにないグルメサイト
飲食店と深い関わりを築いてきたUSEN-NEXT GROUPだからできたメディア事業

ーーまず初めにUSEN Mediaとはどのような会社か教えてください!
私たちUSEN Media は、料理人の顔が見えるグルメメディア「ヒトサラ」、訪日外国人向けグルメサイト「SAVOR JAPAN」などネット媒体を活用した自社プロダクトを飲食店様に向けて提供しています。自社メディアの運営にとどまらず、YouTube、インスタ、TikTokなどのSNSまで派生して展開しており、メディア全体を包含してサービスを提供し続けています。

株式会社USENで60年以上BGMを飲食店に向け提供し続けている中、「BGM以外で飲食店に貢献できることはないか」という想いから2000年に立ち上がったグルメサイト事業にはじまり、2011年にUSENの一つの事業部として組織化され、、2012年に「ヒトサラ」にリブランディング、2017年にUSENより分社化され、USEN Mediaとして新たにスタートを切りました。

「飲食店の今と未来に貢献する」をミッションに、メディアを通して「店」と「人」をつなぐことで、長く繁盛できるお店づくりに貢献したいと考えています。今後の人口減少や国境のボーダレス化など、様々な社会構造や価値観の変化がありますが、 国内だけでなく世界へユーザーを広げ、あらゆる国の人たちが日本の飲食店を訪れる仕組みづくりに力を入れています。


ーーUSEN Mediaの料理人にフィーチャーした『ヒトサラ』とはどのように始まったものですか?

当時、ぐるなび、ホットペッパーに加え、食べログやRettyなど新たなグルメサイトの台頭がありました。その激しい市場の中で勝負できる、エッジの効いたコンセプトを考えていた時、チーム内で「料理人にフィーチャーしたコンセプトはどうか?」という意見が上がったんです。これからはインターネットやSNSを通じて、個がメディアになっていく時代。料理人にフィーチャーしたサイトは無く、より信頼性の高い情報が求められる中、「実際に店舗に顔を出しているUSENだからこそできることだ」と考えました。

このようなプロセスを経て、料理人と料理、ヒトとサラの想いを発信する『ヒトサラ』が誕生しました。

最初の目標は、1万人のシェフ情報を集めること。これほどにまで高い目標を掲げたのは、他では簡単に真似できないような高さまで積み上げる必要があったからです。1店舗1店舗実際に足を運んだり、取材を行うことで、3年近くでようやく達成しました。

今では、利用目的やジャンルからレストランを探せるほか、「シェフがオススメするお店」や「一流シェフ考案のレシピ」などをマガジンや動画といった様々な形式で発信していて、食に対して関心が高い方にもご満足いただけるメディアを目指しています。

コロナにより飲食業界・インバウンド業界が大打撃
飲食店・日本のためにUSEN Mediaがいまできることとは

ーー『ヒトサラ』は、USENが長年お店と関係性を築いてきた強みを活かしてできたものだったんですね!ここ数年、コロナ禍で飲食店が大打撃を受けてしまいましたが、このような中USEN Mediaが飲食店に貢献できたことは何ですか?

コロナで打撃を受けていた時期は「来店以外でも飲食店の売上創出につながるお手伝いができないか」と考え、テイクアウトやデリバリー領域でのサービスを提供したり、消費者の新しい価値観に対応した機能を開発し実装したりなど、飲食店を応援するためのさまざまな取り組みを打ち出しました。また、コロナ禍でも上手な経営をしているシェフの経営知識や役立つ情報を他の飲食店の方に向けYouTubeで発信する試みも行っています。

ーーメディアを軸に事業しているUSEN Mediaならではの取り組みですね!インバウンドもここ数か月劇的な回復を見せていますよね!日本がまた人気観光地として知られるために、USEN Mediaはどのような価値を提供していますか?

そうなんです。たとえば2022年12月の飲食店予約数は前月比152.5%、前々月比282.5%と急速に伸びてきているんです。これはコロナ前ピークの2019年12月を上回るとても大きな数字です。

このインバウンド回復の流れに乗って、日本がより観光地として世界に知られていくためには、キャッシュレス化の推進や、Wi-Fi環境の整備など、たくさんの取り組むべきことがあります。

USEN Mediaの最大の強みは、(株)USENと相乗効果を発揮できること。USENはPOSレジやキャッシュレス決済、モバイルオーダー、Wi-Fiなどの店舗DXを、(株)USEN Mediaは多言語に対応した集客DXを提供しているので、飲食店のお客様はワンストップでインバウンドに対応することができます。

ーーより多くの外国人に来日してもらうため、USEN Mediaが取り組んでいることは何ですか?

訪日外国人向けグルメサイト「SAVOR JAPAN」では、お店情報だけでなく、『東京のおいしい寿司10選』『銀座で話題のレストラン』などのオリジナル記事を1500本以上掲載しています。海外個人旅行解禁後、「SAVOR JAPAN」利用者の多くが、海外のGoogleなどを通じてそれらの記事から入ってきてくれています。

日本から食のバリューを発信し続ける地道な取り組みが、現在の需要回復に着実に繋がっているんです。

さらに現在は、予約システムを提供する各社と連携し、言葉や時差の壁を超えて海外から日本のレストランのオンライン予約を可能にするサービスを実装したりなど、機能の幅を広げる施策に注力し、「SAVOR JAPAN」の予約数は予想を上回るペースで成長を見せています。

ーーコロナが明け、日本により多くの人が訪れるといいですね!そのほかにUSEN Mediaが取り組んでいることはありますか?

飲食店を取り巻く環境変化に合わせて実にさまざまな取り組みを行ってきていますが、2013年からずっと継続的に行っているのが、開発途上国の食料問題解決を目指す『TABLE FOR TWO(TFT)』を通じた学校給食の寄付です。「時間と空間を越え食事を分かち合う」というTFTのコンセプトに共感し、ヒトサラでの1予約につき20円、20円で1皿の給食をアフリカやアジアの子どもたちに届けています。2022年7月時点で給食寄付数は30万食を超えました。


ーーUSEN Mediaの今後の展望を教えてください!

時代が進むにつれて新しいサービスを出して行きたい気持ちと、今のサービスを新しい形にアップデートしたい気持ちがあります。「ヒトサラ」はGoogleのサービスやInstagramと連携し、より多くの方に届けられる媒体になっています。今後は動画を強化していきたいですね。

僕は日本の観光地としての潜在能力は凄まじく、もっと注目を浴びてもいいと思っています。日本食のプレゼンスは世界の中でも非常に高く、ミシュランの数もパリやニューヨークと比べ圧倒的に多いんです。そんな日本食の高いバリューをグローバルに発信していくことで日本全体を活気づけていく。このようにして僕たちUSEN Mediaは創業時の想いである『BGM以外で飲食店に貢献できること』を体現していきます。


ーー最後に、就活生に向けメッセージをお願いします!

今、就活でどのような会社に行くか迷っている方もいるとは思いますが、やりたいことを決めている人の方が少ないと僕は思います。

USEN-NEXT GROUPの良さは、会社や職種でキャリアを縛られないこと。同じ職種で経験を積み昇進する社員もいれば、営業からデザイナーに挑戦したり管理系から企画系に転身したりなど、社員の数だけさまざまなキャリアがあります。グループの中にたくさんのフィールドが広がっているので、入社後に自分のやりたいことを見つけることができる。

僕も仕事が楽しいと思ってきたのは7年目くらいでした。明確なビジョンがあることはもちろん素晴らしいと思いますが、今の段階で持てていなくても不安に思わなくて大丈夫です。ぜひUSEN-NEXT GROUPの門を叩いてください。

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